乾燥が気になる季節、しっかり加湿できて衛生的な「スチーム式加湿器」が人気ですが、山善の EKS-V3 と KS-AA30 は価格も性能も手頃で、「どっちを選べばいいの？」と迷う人が多い2モデルです。
本記事では、加湿量・サイズ・手入れのしやすさ・安全性といったポイントを、公式情報にもとづいてわかりやすく比較。美容・スキンケアを気にする方や、一人暮らしの社会人、老若男女問わず“失敗しない加湿器選び”をしたい人に向けて、それぞれの違いと選び方を丁寧に解説します。
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山善EKS-V3(C) と KS-AA30(W) のスペック比較表
ここでは山善EKS-V3(C) と KS-AA30(W) の比較を表で紹介しますね。
| 比較項目 | 山善 EKS-V3(C) | 山善 KS-AA30(W) |
|---|---|---|
| 加湿方式 | スチーム式（上部給水） | スチーム式（上部給水） |
| 最大加湿量 | 約600mL/h（MAX運転時） | 約360mL/h（Hi運転時） |
| 加湿量モード | 4段階：MAX／強／中／弱（600／500／350／200mL/h） | 2段階：Hi／Lo（360／160mL/h） |
| 適用床面積の目安 | 木造和室：～約10畳／プレハブ洋室：～約17畳（強運転時） | 木造和室：～約6畳／プレハブ洋室：～約10畳 |
| タンク容量 | 約3.0L | 約3.0L |
| 連続加湿時間 | MAX：約5時間／強：約6時間／中：約9時間／弱：約15時間 | Hi：約8時間／Lo：約18時間 |
| 消費電力 | 定格消費電力：700W（加速ヒーター時）／運転時：500・400・300・200W | 270W |
| 本体サイズ | 約 幅24.2×奥行25.8×高さ35.5cm | 約 幅23.5×奥行17.5×高さ29.5cm |
| 本体重量 | 約3.1kg | 約1.7kg |
| 電源コード長さ | 約1.2m | 約1.5m |
| 適用畳数イメージ | リビングや広めの寝室向け | 個室・一人暮らしの部屋向け |
| 安全装置 | サーモスタット、温度ヒューズ、転倒OFFスイッチ など | 空だき防止（給水ランプ点灯時ヒーターOFF）、電流ヒューズ、温度ヒューズ、サーモスタット |
| 主な機能・特徴 | 湿度センサー、オート運転3モード、切タイマー（1〜6時間）、チャイルドロック、クリーンボタン ほか | 上部給水、アロマ対応、着脱式タンク（水タンク取っ手付き）、水垢フィルター付属 |
| カラー展開 | グレー／ベージュ（Cはベージュ） | ホワイト（W） |
| 価格について | ／販売店ごと・時期により変動。本記事では具体価格は記載しません。 | 同左（販売店ごとに価格変動あり。具体価格は記載せず） |
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EKS-V3／KS-AA30はどんな人に合う？（軽く解説）
山善の EKS-V3 と KS-AA30 はどちらも“スチーム式”で衛生的に加湿できる点は同じですが、性能や使い勝手にはしっかり個性があります。
● EKS-V3 が向いている人（軽めに）
- 大きめの部屋をしっかり加湿したい
- 加湿量を細かく調整したい
- 湿度センサーやオート運転など便利機能もほしい
- 1台で長時間しっかり使いたい
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● KS-AA30 が向いている人（軽めに）
- 個室や一人暮らしの部屋で使いたい
- 本体が軽くて扱いやすいものがいい
- 手頃な価格でスチーム式を試したい
- アロマ対応など“手軽さ優先”で選びたい
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【山善EKS-V3とKS-AA30の違いを詳しく解説】
ここからは、公式スペックをもとに「加湿量」「手入れ」「サイズ」「安全性」の4つを軸に、両モデルの違いを詳しく見ていきます。どちらもスチーム式で衛生的に使える点は共通ですが、実際の使い勝手や部屋の広さへの適性は大きく異なります。
① 加湿量の違い
最も大きな違いが 加湿量 です。
EKS-V3 は最大600mL/h と、リビングでも十分なパワー。
モードは4段階（MAX／強／中／弱）あり、部屋の広さや乾燥具合に合わせて細かく調整できます。
適用床面積は 木造10畳、洋室17畳まで対応（強運転時） と、かなり余裕があります。
一方、KS-AA30は最大360mL/h と EKS-V3 より控えめ。
適用床面積は 木造6畳、洋室10畳 と、一人暮らしの部屋や寝室向けのスペックです。
まとめると…
- 家族のリビングで使う → EKS-V3
- 個室・ワンルーム中心 → KS-AA30
といった住環境が直接選択の分かれ道になります。
② 手入れのしやすさの違い
どちらも“上部給水”なのは共通で、ふたを外して水を注ぐだけでOK。
ただし、メンテナンス性には違いがあります。
EKS-V3
- タンク容量3.0Lで広口構造
- クリーンボタンで加熱洗浄モードを搭載
- 湿度センサー搭載のため内部構造がやや複雑
KS-AA30
- こちらもタンク容量3.0L
- 本体軽量で扱いやすく、パーツが少ないため掃除は簡単
- 水垢フィルターが付属し、抗菌ケアがしやすい
➡ 結論：手入れが簡単なのは KS-AA30。
ただし、EKS-V3 の“クリーンボタン”は、内部洗浄にこだわる人には便利な仕様です。
③ サイズ・設置性の違い
本体サイズには明確な差があります。
| モデル | サイズ | 重量 |
|---|---|---|
| EKS-V3 | 幅24.2×奥行25.8×高さ35.5cm | 約3.1kg |
| KS-AA30 | 幅23.5×奥行17.5×高さ29.5cm | 約1.7kg |
KS-AA30は奥行がコンパクトで、
- 机の上
- ベッド横の棚
- 小さめのサイドテーブル
など、狭いスペースに置きやすいのが魅力です。
一方、EKS-V3はサイズが大きく重量もあるため、据え置きの「リビング用家電」として使うイメージ に近いです。
④ 安全性の違い
スチーム式はお湯を使うため、安全装置の数が重要になります。
EKS-V3 の安全装置（公式記載）
- サーモスタット
- 温度ヒューズ
- 転倒OFFスイッチ
- 湿度センサー
- クリーンボタンによる加熱洗浄
KS-AA30 の安全装置（公式記載）
- 空だき防止
- 電流ヒューズ
- 温度ヒューズ
- サーモスタット
どちらも安全性は十分確保されていますが、
転倒OFFスイッチがついている EKS-V3 のほうが“子どもやペットがいる家庭向け” といえます。
★ ここまでの要点まとめ
- 加湿量はEKS-V3が圧倒的に強い（最大600mL/h）。リビング向け。
- KS-AA30は個室向けサイズで扱いやすく、手入れがラク。
- 安全性はどちらも高いが、EKS-V3は転倒OFFスイッチ搭載で強化型。
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■ 山善EKS-V3とKS-AA30の共通点
山善のスチーム式加湿器 EKS-V3 と KS-AA30 には、次のような“ベース性能の共通点”があります。
どちらも「スチーム式」で衛生的に加湿できる
- 2機種とも 「スチーム式」（加熱式）を採用
- 水を加熱して蒸気として放出する方式のため、
一般的な超音波式と比べて「雑菌が飛び散りにくい」特徴があります
→ 「衛生的な加湿 を求める人向け」という点は共通
タンク容量はどちらも約3.0L
- EKS-V3：タンク容量 約3.0L
- KS-AA30：タンク容量 約3.0L
タンク容量自体は同じなので、
「一度の給水で使える総量」そのものは同等クラス です。
（※連続時間はモードや消費電力の違いで変わります）
上部給水で日常の使い勝手が似ている
- どちらも「上から水を注ぐ」タイプ
- 給水のたびにタンクを外して運ぶ必要がなく、
キッチンや洗面台から “じょうろ的に” 水を持ってくるだけでも給水可能
→ 日々のルーティンとしての使い勝手はかなり似ています。
スイッチ操作がシンプル
- EKS-V3は多機能ですが、基本操作は「ダイヤル＋ボタン」で直感的
- KS-AA30も運転モード（Hi／Lo）切り替えと電源だけのシンプル構成
→ どちらも「機械が苦手でも扱いやすい」「家族みんなで使いやすい」設計
安全装置を複数搭載
内容はモデルごとに違いますが、両方とも
- 温度ヒューズ
- サーモスタット
などの 加熱機器として必要な安全装置を複数搭載 しています。
「安全装置が1個だけ」というような構成ではなく、
“万が一”に備えた多重の保護設計がされている点 は共通です。
● 冬の乾燥＋美容・スキンケア用途に適したスペック帯
- スチーム式でしっかり加湿できる
- 適用畳数的にも「個室～リビング」までカバー
→ いずれも 「肌の乾燥対策」「喉・風邪対策」「美容ケア」 を意識した使い方に向いています。
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どんな人におすすめ？
山善のスチーム式2モデルは、どちらも衛生的で扱いやすい一方、性能・本体サイズ・使い勝手に明確な違いがあります。ここでは、公式スペックをもとに「どんな用途・環境に合うか」を整理していきます。
EKS-V3 が向いている人
① リビングや広めの部屋をしっかり加湿したい人
- 最大加湿量 600mL/h
- 適用床面積：木造10畳／プレハブ17畳
➡ 家族のリビング、広めの寝室など「乾燥しやすい空間」で力を発揮。
② 加湿量を細かく調整したい人
- 4段階（MAX／強／中／弱）で細かく制御できる
→ 気温・湿度に合わせて使いたい人に向く。
③ 湿度センサー付きが良い人
- 湿度センサー × オート運転搭載
→ 「自動でちょうどよく加湿したい人」に合う。
④ 長時間しっかり使いたい人
- タンク3.0L
- 弱運転で 最大15時間
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⑤ 子ども・ペットの安全性を重視する人
- 転倒OFFスイッチ搭載
→ ぶつかって倒しても自動でOFFになる
EKS-V3 はこんなニーズと相性がよい
- リビングに置きたい
- 高加湿量が必要
- 自動運転が欲しい
- 安全装置を重視したい
- 1台で“全体ケア”をしたい
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KS-AA30 が向いている人
① 一人暮らし・個室メインで使う人
- 加湿量：最大360mL/h
- 適用床面積：木造6畳／プレハブ10畳
➡ 一人暮らしの6–8畳の部屋、寝室、ワークスペースに最適。
② 本体が軽くて扱いやすい機種がいい人
- 重量：約1.7kg（EKS-V3の約半分）
- サイズもコンパクト
➡ 掃除や移動がラク。
③ とにかく手入れをシンプルに済ませたい人
- 構造がシンプル
- 水垢フィルター付属で清潔を保ちやすい
➡ 「こまめな掃除が苦手」「扱いやすさ重視」の人に合う。
④ アロマを使いたい人
- アロマケース付き（公式記載）
➡ 好きな香りを楽しみながら加湿したい人に。
⑤ コストを抑えたい人
- 価格帯が EKS-V3 より抑えめ
（※正確な価格は変動があるため本文に金額は記述しません）
KS-AA30 はこんなニーズと相性がよい
- 個室向け（6畳前後）
- 軽くて扱いやすい加湿器が欲しい
- 手入れをラクにしたい
- アロマ対応モデルが良い
- 低コスト重視でスチーム式を選びたい
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口コミ（実際のユーザーの声より）
ポジティブな声
- 「湿度も上がっているので満足しています。音も思ったよりは静かでした。」（KS-AA30 に関して）
- 「スチーム式で探していたので特徴も把握しています。加湿能力は高そうです。」（KS-AA30）
- 「木造で8畳超の部屋で使用していますが、加湿能力は高そうです。湿度計の湿度があがっているので。」（EKS系モデルのレビュー）
- 「上部給水なので給水がとても楽。タンクを取り外す必要がなく水を足せるのがありがたい。」（KS-AA30／EKSともに共通の利便性）
- 「コンパクトなので置き場所に困らず、寝室にぴったり。手入れもラクで助かる。」（KS-AA30 の使用者）
ネガティブ or 注意点の声
- 「思ったより『ぐつぐつ』とお湯を沸かすような音がする。静音性を期待すると少し気になるかも。」（EKS／同形式加湿器の購入者）
- 「満水状態でも給水ランプが点灯して運転を一時停止することがあった。使い続けて半年でも同じ症状がある。」（EKS系の古いレビュー）
- 「とにかくシンプル。余計な機能はないので、『多機能』を求める人には物足りないかも。」（スチーム式加湿器全般に対する意見）
- 「電気代はやや高め、という声もちらほら。」（KS-AA30 ユーザーの一部）
- 「操作パネルがシンプルすぎて、もう少し見やすければ…という声も。」（一部の利用者）
✍️ 口コミまとめ
- KS-AA30 は「コンパクト＆手入れラク」「給水が簡単」「個室〜小〜中部屋で十分な加湿力」「静かで使いやすい」といった、“手軽さ・使いやすさ重視派”に好評。
- EKS 系（EKS-V3 を含む）では「加湿力の高さ」「広めの部屋で使える容量」「しっかり潤う」という点で評価されているけど、「音が気になる」「タンク満水でも給水ランプ→停止」などのマイナス点があるようです。
- 共通して、「スチーム式＝衛生的」「上部給水で給水・手入れが楽」という利便性は概ね評価されている印象です。
要約コメント
スチーム式のメリットである「しっかり加湿」「衛生面」「給水の手軽さ」はどちらのモデルでも高く評価されています。一方で、静音性や“多機能性を求める人”にはやや好みが分かれるようです。 特に「静かさ」重視なら KS-AA30、「加湿力・広め空間対応」は EKS-V3、といった使い分けが口コミでも見えてきます。
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まとめ
山善のスチーム式加湿器「EKS-V3」と「KS-AA30」は、どちらも上部給水で扱いやすく、加熱式ならではの“衛生的な加湿”ができる点が共通の魅力です。しかし公式スペックを比較すると、部屋の広さや使い方で適したモデルが大きく変わることが分かります。
EKS-V3は最大600mL/hの高い加湿量を持ち、木造10畳・プレハブ17畳まで対応するパワーモデル。湿度センサーとオート運転、転倒OFFスイッチなど機能が充実しており、リビングや広めの空間、家族のいる環境でしっかり使える一台です。一方で KS-AA30 は最大360mL/hと個室向けの性能で、本体が軽くコンパクト。水垢フィルター付属で手入れも簡単なため、一人暮らしや寝室用に最適です。
どちらも加湿力と衛生面で信頼できるスチーム式ですが、「広い部屋・自動運転重視」なら EKS-V3、「個室・扱いやすさ重視」なら KS-AA30 を選ぶと後悔のない選択になります。乾燥対策や美容ケアにも役立つ2モデルから、ぜひあなたの生活に合った1台を選んでみてください。
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